台風10号襲来で九州の交通・航空、コンビニ幅広いインフラがマヒ

これまで経験したことのないスケールの、台風10号の襲来で九州は全域で交通・航空便が全面運休し、9月6日から7日にかけセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンの3社合わせコンビニエンスストアおよそ4,000店が休業に踏み切り、その影響は幅広い生活インフラに波及した。九州7県で180万人以上に避難指示が出され、48万戸が停電した。空の便も全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)、LCCのピーチ・アビエーション、ジェットスター・ジャパンの4社で407便が欠航したもよう。鉄道は九州新幹線、在来線の全列車を運休した。
九州全域を暴風雨に巻き込んだ台風10号は西側の海上を北上、7日未明、朝鮮半島方面へ抜けた。被害の全容はまだ分からないが、九州を中心に山崩れ、土砂崩れ、住宅倒壊・流出、電柱倒壊などの夥(おびただ)しい”爪あと”を各地に残している。