中銀が予想外の利上げ 年7.5%に 市場の安定を優先

中銀が予想外の利上げ 年7.5%に 市場の安定を優先
 インドネシア中央銀行は11月12日の理事会で、政策金利を0.25%引き上げ、年7.5%とすることを決めた。利上げは9月以来2カ月ぶり。市場の大方の予想に反して利上げに踏み切ったのは、通貨ルピア安や経常赤字の縮小への取り組みを強化するため。経済成長よりも金融市場の安定を優先する姿勢を鮮明にしたもの。12日は市中銀行が中銀に資金を預け入れる際の預金ファシリティー金利も5.5%から5.75%に引き上げた。