気仙沼市長らユドヨノ大統領を表敬訪問 震災慰問の返礼
インドネシアを訪問している宮城県気仙沼市の菅原茂市長ら、同市経済界の10名を合わせた訪問団15名は11月12日午前、ジャカルタの大統領宮殿にユドヨノ大統領を表敬訪問した。同大統領夫妻は、東日本大震災後の2011年6月18日、気仙沼市を訪れ被災地を視察、仮設住宅や避難所を慰問するとともに、同市に200万米㌦の寄付を受けた。その際、気仙沼市の復旧、復興にあたり、津波災害からの復興を果たしたバンダ・アチェ市をぜひ訪問し、復興に役立ててほしい旨、訪問要請があった。
こうした経緯から、今回はその大統領の要請に応えて同国を訪問し、気仙沼市の復興の状況を説明するとともに、寄付金の活用計画について報告するのが目的だった。2年5カ月ぶりの再会で、菅原市長ら同訪問団は笑顔で大統領と握手を交わし合った。
同訪問団は25日に帰国するまで、この後、ジャカルタ特別州、アチェ州バンダ・アチェ市、バリ州デンパサール市を歴訪する予定。その間、インドネシア側の経済団体、水産加工業界および関連企業、港湾関係部署などと意見交換し、経済交流の発展を図る。