台湾行政院主計処はこのほど、2020年第3四半期(7~9月期)の実質GDP成長率を前年同期比3.92%と発表し、第1、第2四半期はそれぞれ2.51%(修正前2.20%)、0.35%(同マイナス0.58%)へ上方修正した。これに伴い、2020年通年予測も1.56%2.54%へ上方修正した。
上方修正の要因は、台湾当局による経済振興策で域内消費の増加、在宅経済によるオンラインショッピングやテレビショッピングなどの電子商取引が好調を維持し、小売業および飲食レストラン業の売上高が4.66%、0.79%とプラスに転じたため。このほか、宿泊消費の減少幅も縮小した。