東京商工リサーチのまとめによると、2011年3月の発生から10年を迎える「東日本大震災」の関連倒産は2月28日現在、島根県を除く全国46都道府県で累計1,979件に達している。2011年3月から2021年2月まで120カ月のうち、2020年5月を除く119カ月で発生している。
年別にみると、2011年が544件と最も多く、2012年490件、2013年333件、2014年175件、2015年141件と続いている。被害パターン別では取引先や仕入先の被災や全国的な自粛などが影響した「間接型」が1,739件(構成比87.8%)に対し、社屋・工場などの自社設備・社員が直接被災した「直接型」は240件(同12.1%)だった。