ミャンマー NLD国会議員が結成したCRPHに支持 国軍と対峙

軍事クーデターを起こした国軍に対する抗議デモが続くミャンマーで、いま新たな動きが広がりつつある。国民民主連盟(NLD)を軸とする「連邦議会代表委員会(CRPH)」が国軍との対決姿勢を打ち出し、ミャンマー国民の様々な階層で少しずつ支持を広げつつあるのだ。CRPHが独自に「閣僚」を任命し、「選挙で勝利したNLDが政権を担うべきだ」と国内外に訴えている。
CRPHは、2020年11月に行われたミャンマーの総選挙で当選した、アウン・サン・スー・チー氏率いるNLDの国会議員ら380人が結成した組織。軍政が長く続いた同国だけに、本能的に武力による政治介入を嫌悪する国民は多い。そして何よりも民主主義的なプロセスを経て得た政治を支持・渇望している姿がうかがわれる。