東大 触媒と光でマウス脳内のアミロイドβを減少させることに成功

東京大学の研究グループは3月25日、化学触媒を静脈注射して頭部に光を照射することで、アルツハイマー病モデルマウスの脳内のアミロイドβを減少させることに成功したと発表した。
末梢に投与して血液脳関門を透過し、オレンジ色の光を照射することにより、アルツハイマー病の原因となるアミロイドβを動物体内で選択的に酸素化できる触媒を開発した。触媒が促進する化学反応を用いる新たなアルツハイマー病治療法の創出につながることが期待される。