イスラム圏でラマダン始まる 集団礼拝でコロナ拡大の懸念

イスラム圏の多くの国々で4月13日、イスラム教の最も神聖な月とされるラマダン(断食月)が始まった。この間、イスラム教徒は原則的に日の出から日没まで飲食禁止となり、宗教心と連帯感を高める。集団で礼拝をしたり、大人数で日没後に夕食をとったりする習慣がある。このためラマダンは神聖な月だが、新型コロナウイルスの感染拡大のリスクが高まる時期でもあり、自重が求められている。
各国でコロナウイルスの感染防止対策や対応は様々だ。集団礼拝に人数制限を設けたり、マスクの着用を促したうえでモスク礼拝の規制を緩和する地域や、夜間の外出制限を課す国・地域もある。ラマダンは約4週間続く。