JAXAとANA 旅客機で温室効果ガスの排出量を細かく観測

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と航空大手ANAホールディングスは、温室効果ガスの排出削減に向けて日本各地の排出量を旅客機で上空から観測する取り組みを本格的に始めた。4月から羽田と福岡を結ぶ定期便で観測を始めた。
座席にセンサーを設置し、機内の窓から二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスの濃度を観測する。JAXAはこれまで人工衛星から地球全体を広範囲に観測してきたが、今回は100m四方ごとと、より細かい範囲で濃度を観測できるという。