14年の経済成長率5.3%に鈍化 個人消費に陰り 世銀予測

14年の経済成長率5.3%に鈍化 個人消費に陰り 世銀予測
  世銀は12月18日、四半期ごとに発表している経済報告書の中で、インドネシアの2014年の経済成長率が今年の5.6%から5.3%へ減速するとの予測を明らかにした。これは、今年第3四半期に機械・設備を中心とした投資支出の伸びが5・四半期連続で低下し、4.5%へと鈍化したことが大きな要因。また、これまで堅調だった個人消費にも陰りが見える可能性を指摘。米国の金融緩和縮小により、世界経済の不安定さが増し、インドネシアの対外収支にも影響を与えると分析。石油燃料補助金支出により、財政が脆弱な状況が続くとしている。こうした中で今後、長期的な高成長を遂げるためには、さらなる構造改革が必要として、政府や中央銀行の積極的な対応を促している。