居住棟21棟最大1.8万人が宿泊 感染対策 選手村公開

東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会が6月20日、選手村(所在地:東京都中央区晴海)を公開した。
異例の新型コロナウイルス禍のもとでの開催となるため、どこまでが対策として必要なのか手探りの部分もあるが、メイン食堂座席数を3割削減(約3,000席)したほか、座席はアクリル板で仕切る。センサーで混雑状況を把握できるようにしているほか、通常の診療所とは別に、当初計画にはなかった「発熱外来」を、宿泊棟と離れた場所に約2,300㎡の敷地を確保し、設けている。
居住棟は21棟あり、最大で1万8,000人が宿泊できる。いずれも14~18階建ての新築マンションで2~8人部屋の計3,800戸を用意。組織委では30分ごとの室内の換気をを呼び掛けている。ベッドはリサイクルできるダンボール製とした。メインダイニングは24時間営業で1日最大4万5,000食を提供する。各国の食習慣に対応し、約700種類のメニューを用意する。バイキング形式だが、料理はスタッフが取って選手らに渡す、