裁量労働制に時短効果なし 週2時間長い結果に

厚生労働省は6月25日、裁量労働制が適用される労働者の実態調査を公表した。1日の平均労働時間は適用されない労働者より約20分長く、週平均でも2時間以上上回った。したがって、この裁量労働制導入の狙いだった時短につながらず、間逆な結果となっている実態が浮き彫りになった。
調査は2019年11~12月に実施。裁量労働制の有無で分類した計約1万4,000事業所と約8万8,000人の労働者から回答を得た。