タイ、ベトナムで外出制限 デルタ株・変異株流入で

東南アジアで新型コロナウイルス感染者が急増中で、タイ・バンコク、ベトナム・ホーチミンでそれぞれ外出制限の措置が発表された。
タイでは7月9日、政府からバンコク首都圏に7月12日から夜間外出禁止令が出された。2週間にわたり実施される。5人以上の集会も禁止され、企業には在宅勤務の徹底が呼び掛けられている。ベトナムの最大都市、ホーチミン市当局は9日、市民の外出を食料の買い出しのみに制限する措置を始めた。期間は15日間。
タイではインド由来のデルタ株の流入により感染が拡大。9日の新規感染者が9,276人に上っている。外出禁止時間は午後9時~午前4時。7月末までの予定だった非常事態宣言の9月30日までの延長も決まった。延長は13回目。
ホーチミン市では5月から段階的に規制を強化してきたが、変異株の流入でコロナ流行が収まらず、不要不急の外出を止めることが必要と判断した。