IMF 21年日本の成長率を0.5㌽下方修正し2.8%に

国際通貨基金(IMF)は7月27日発表した世界経済見通しで、2021年の日本の実質成長率を2.8%とし、4月時点の予測を0.5㌽下方修正した。日米欧の先進7カ国(G7)で予測が悪化したのは日本だけだった。ワクチンの普及で米欧の景気の好転が伝えられる中、日本は感染再拡大により緊急事態宣言が再発令されるなど規制強化で、今年前半の経済活動が停滞したことを反映したもの。
世界全体の成長率予測は、4月時点と変わらず6.0%。1980年以降で最大だが、変異株(デルタ株)が広がる新興・途上国は0.4㌽悪化の6.3%とした。