インドネシアで新型コロナ感染1日の死者2,000人超

インドネシアで新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」の広がりで、6月下旬から感染者が急拡大している。7月27日は新たに4万5,203人の感染が確認されたほか、亡くなった人は2,069人に上り、1日の死者としてはこれまでで最も多くなった。WHO(世界保健機関)のまとめでは、1日あたりの死者はインドネシアが最も多くなっている。
同国では首都ジャカルタを中心に感染が深刻で、医療体制がひっ迫。このため、自宅での療養を余儀なくされるケースも多く、医療関係者らでつくる団体は、6月下旬から7月27日までに2,705人の感染者が入院できず、自宅など病院以外で療養中に死亡したととしている。