量子コンピュータ初設置 東大とIBM 次世代計算機

東京大学とIBMは7月27日、商用で日本初となる量子コンピュータを「かわさき新産業創造センター」(所在地:川崎市)に設置し、運用を始めたと発表した。IBMが開発した「量子ゲート」型と呼ばれる汎用タイプで、東大が運用の権利を持つ。
量子コンピュータは、スーパーコンピュータで長い時間がかかる計算を短時間で終えることが可能になる次世代計算機。今後の技術開発や人材育成などに活用し、共同研究のための協議会には金融や化学、自動車といった分野の企業が参加している。