日立 供給網全体で脱炭素 50年度までに排出実質ゼロに

日立製作所は9月13日、サプライチェーン(供給網)全体の二酸化炭素(CO2)の排出量を2050年度までに実質ゼロにすると発表した。
日立は2019年度にサプライチェーン全体で温暖化ガスをCO2換算で1億1,000万トン排出した。そのうち96%が調達先や販売先など自社の事業活動によらない「スコープ3」と呼ばれる排出。目標達成には約3万社のサプライヤーを巻き込んだ取り組みが必要だ。再生可能エネルギーの導入や省エネ製品の開発に加え、部品の取引先に対しても排出抑制を要請する。