NNAが実施した給与動向調査によると、中国本土に進出している日系企業の2022年の昇給率見通しは平均5.1%となった。2021年の昇給率実績を0.3ポイント下回り、昇給率が鈍化する見通し。
2022年の昇給について、70.1%が「実施する」と回答。前年調査の60.6%から大幅に上がった。「未定」は28.4%、「実施しない」は1.5%だった。昇給率の見通し(有効回答件数3,702件)は「4.1~5.0%」が937件と最多。「5.1~6.0%」が658件で続き、「2.1~3.0%」は603件、「3.1~4.1%」は512件、「6.1~7.0%」は285件となった。平均値は5.1%。
調査は中国本土の日系企業を対象に2021年8月30日~10月4日に実施。有効回答社数591社で、業種別では製造業が270社(全体の45.7%)、非製造業が321社(同54.3%)だった。