21年の世界の航空需要19年比で58%減 国際線は76%減に

国際航空運送協会(IATA)のまとめによると、2021年の世界の航空旅客需要の回復は鈍く、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年と比べ58%減となった。とりわけ、変異型ウイルス対策の渡航制限により国際線が76%減となっている。一方、経済回復による世界的な物流の需給ひっ迫で、航空貨物は好調で7%増とコロナ前を上回った。
旅客需要の国際線は、欧州や北米などが7割弱の減少、厳しい水際対策を取っている国が多いアジア大洋州は93%減と回復が遅れている。