厚生労働省は2月9日、保険適用の公定価格の診療報酬について、4月に改定する内容をまとめた。この主な内容は①不妊治療の公的保険の適用範囲を体外受精などに拡大し、治療を希望するカップルの負担を軽減する②新型コロナウイルス感染症を踏まえ、感染防止対策や有事に対応する体制を取っている医療機関への報酬を上乗せする③オンライン診療は初診からの利用を恒久化し、報酬を対面診療の9割弱にまで引き上げる④大病院と診療所の役割分担を一段と明確にし、無駄を極力省いた医療を実現するため、紹介状なしで大病院に受診する場合、初診料を7,000円に引き上げる-など。