財務省が3月16日発表した2月の貿易統計速報によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は6,682億円の赤字だった。赤字は7カ月連続。輸入は原油などのエネルギー価格の高騰で34%増の7兆8,583億円、輸出も円安などを受けて19.1%増の7兆1,900億円だった。輸出入ともに2月としては過去最高となった。
輸入は原油が2倍近く伸び、液化天然ガス(LNG)も6割増え、エネルギー価格の上昇が伸びをけん引した。医薬品も新型コロナ関連の需要を受け倍増した。輸出は韓国向けを中心に鉄鋼が45.5%、自動車も8.3%それぞれ増えた。