家計の金融資産21年末に初の2,000兆円超 預貯金滞留

日銀が3月17日発表した2021年10~12月期の資金循環統計(速報)によると、2021年12月末時点で家計の金融資産は前年同期比4.5%増の2,023兆円と、初めて2,000兆円を突破した。増加は7四半期連続。コロナ禍の生活で個人消費の抑制が続き現金・預金が積み上がったため。
内訳をみると、現金・預金が3.3%増の1,092兆円と最も多く、次いで保険・年金・定型保証の540兆円が続いている。株高・円安も個人の金融資産を膨らませた。