1月末の外貨準備高は8カ月ぶりに1000億㌦上回る
インドネシア中央銀行が2月7日発表した1月末時点の外貨準備高は、8カ月ぶりに1000億㌦(約10兆2000億円)を上回った。先に発表された貿易統計も黒字で、他の新興国の金融市場が揺れる中、通貨ルピアや株価は比較的安定している。1月末の外貨準備高は2013年12月末比13億㌦増の1007億㌦。1000億㌦を上回ったのは13年5月以来。
外貨準備高はルピア安阻止のため、中銀によるルピア買いドル売り介入で、一時926億㌦まで減少したが、回復した。増加の要因は貿易収支の改善に加え、政府が40億㌦分のドル建て国債を発行したことが挙げられている。