複数のメディアによると、スリランカのラジャパクサ大統領は4月1日、全土に非常事態宣言を宣言した。
”親中派”として知られるラジャパクサ氏一族。その縁で、中国からの借款で空港や港湾などのインフラ整備を実施。その結果、返済に行き詰まり、中国の「債務の罠(わな)」に落ちたと批判される。
外貨不足に伴う深刻な経済危機に陥り、3月31日には13時間の計画停電を実施している。その政権に対する抗議や批判、不満が国民の間で爆発したものだ。抗議デモは各地に広がり、最大都市コロンボでは暴徒化した市民が大統領官邸を襲撃した。