大阪メトロなどは4月6日、3年後に開かれる大阪・関西万博を見据え、大阪市・舞洲に設けられた実験会場で運転手のいない完全自動運転車両の実証実験を行った。会場には自動運転の小型バスなど19台の車両を用意。
実際の道路に見立て、信号機や横断歩道も設置された実験会場の中を、自動運転のバスや配送用の小型車両などを時速20kほどで走らせ、関係者が乗り心地を確認した。このほか、道路のカーブに沿ってスムーズに走るか、信号機を見落とすことなく走行できるかなどを確かめていた。
今回の実証実験で使われた車両は、場所を限定したうえで完全に自動で運転する「レベル4」のため、運転席もハンドルもない。大阪メトロは大阪・関西万博会場での人に移動に自動運転車両を導入したい考え。