エン・ジャパンが実施した『転勤』についてのアンケート調査によると、「転勤の辞令が出たら退職を考える」との回答が、「考える」「やや考える」を合わせ64%に上った。前回の2019年の調査から5ポイント増えた。年代別にみると、20代、30代は7割以上が「考える」と回答した。
これまでに転勤がきっかけで転職したことがあるか聞くと「ある」は9%にとどまったが、2019年調査と比較すると4ポイント増えている。
今後、転勤辞令が出た場合の対処を聞くと、52%が「承諾する」「条件付きで承諾する」合わせて回答。2019年調査と比べると11ポイント減少している。
条件付きで承諾すると回答した人に、その条件を聞くと「家賃補助が出る」が最も多く62%だった。次いで「昇進・昇給」(60%)、「転勤期間が決まっている」(42%)と続いた。
一方、「条件に関係なく転勤を拒否する」と回答したのは26%だった。その理由を聞くと「配偶者も仕事をしているから」が最も多く34%。2位は「子育てがしづらいから」(30%)、3位は「親の世話・介護がしづらいから」(28%)と続いている。