総務省は6月21日、「太陽フレア」と呼ばれる太陽表面の爆発現象が活発になった場合、最悪、携帯電話やテレビ放送が2週間にわたって断続的に利活用できなくなるなどの被害想定の報告書をまとめた。このほか、GPS衛星の精度に誤差が生じ、カーナビゲーションシステムが正常に機能しなくなる怖れも指摘されている。さらに対策を講じていない電力設備では誤作動が起き、広域停電が発生する可能性もあるとしている。
太陽には活動の周期があり、3年後の2025年ごろに活動が活発になり、太陽表面の巨大な爆発現象が増えると見込まれている。