G20またも共同声明出せず 財務相バリ島会議閉幕

インドネシア・バリ島で開かれていた20カ国(G20)財務相・中央銀行総裁会議が7月16日閉幕した。前回4月の米国・ワシントンでの会議に続き、全会一致が原則となる共同声明が2回連続で採択できなかった。
インフレや食糧危機など世界経済が直面する課題について、日米など先進国側はウクライナへの侵攻を続けるロシアを強く非難。これに対し、反発するロシアに加え、対ロ制裁に距離を置く中国など、新興国とは温度差があり、参加国間の溝は埋まらなかった。このため、11月のG20サミットに向けて不透明感が強まった。