日本百貨店協会(本部所在地:東京都中央区)が10月25日発表した9月の全国百貨店売上高は、既存店ベースで前年同月比20.2%増と7カ月連続のプラスだった。高額品の販売が引き続き堅調だったほか、外出・旅行機会の増加で衣料品の販売も伸びた。
消費増税前の駆け込み需要があった2019年9月と比較すると23.6%減だが、2018年9月比では6.5%減と小幅な落ち込みで、新型コロナウイルス禍前の水準に近づきつつある。商品別にみると衣料品が前年同月比19.8%増と7カ月連続、美術宝飾品・貴金属は同26.3%増と20カ月連続、それぞれプラスだった。