11月の関西の百貨店各社の旗艦店の売上高はいずれも前年同月比で大幅に伸びた。秋冬者衣料品の販売が好調だったことに加え、外国人旅行客による消費の回復が主要因。
阪神梅田本店は全面改装効果で前年同月比48%増となったほか、阪急うめだ本店は阪急メンズ大阪との合計で11%増加した。このほか、大丸心斎橋店は29%増、近鉄百貨店・あべのハルカス近鉄本店は9%、高島屋大阪店も9%それぞれ増加した。
いずれの店舗でも水際対策の緩和や円安で外国人旅行者の消費が増えている。中でも阪急百貨店と阪神百貨店の全店での11月の免税売り上げは、コロナ禍前の2018年と比べておよそ9割まで回復したとしている。