岸田文雄首相は12月5日、浜田靖一防衛相、鈴木俊一財務相と首相官邸で会談し、12月中に決定する中期防衛力整備計画(中期防)で2023〜2027年度の5年間の防衛費の総額を43兆円規模とするよう指示した。また、首相はこの経費の財源確保に向け、歳出改革や剰余金・税外収入の活用、税制措置など「歳出・歳入両面の具体的措置について、年末に一体的に決定するべく調整を進める」と述べた。
現行の中期防(2019〜2023年度)の防衛費の総額は27兆4,700億円程度となっており、約1.5倍の大幅な増額となる。