3月から調教師に転身する福永祐一(46)が2月19日、東京競馬場で国内での騎乗を終えた。25日にサウジアラビアに遠征、G3・リヤドダートスプリントでリメイク(牡4)、G3・サウジダービーのエコロアレス(牡3)の騎乗を残しているが、日本ファンを前にしてのジョッキー人生を締めくくった。
福永騎手はJRA通算19,497戦で歴代4位の2,636勝を挙げ、JRA・G1も34勝した名手。最終レース終了後に芝コースで行われたインタビューで、「最高のジョッキー人生でした」と込み上げる涙とともに語った。「順番が違うだろ」といわれた、53歳の武豊、56歳の柴田善臣の両騎手から花束を渡され、「自分も結構いいおじさんだけど、僕よりもおじさんの2人に花束をもらったというのが、やっぱり複雑な気持ちだった」と笑った。