経団連など主要7カ国(G7)の経済団体が4月20日、東京都内でビジネス版の首脳会議を開き、各国政府などへの提言をまとめた。この中で、グローバルサウス(南半球を中心とした途上国・新興国)を重要なパートナーと位置付け、気候変動問題など国際課題の解決に向けて「強力が不可欠」と明記した。
このほか、①G7に、機能不全に陥っている世界貿易機関(WTO)の改革②G7やEUを核としてハイレベルな貿易投資の枠組みの発足③国際的なデジタルトランスフォーメーション(DX)について、「信頼ある自由なデータ流通(DFFT)」の実現に取り組むべきーなど課題を提言。経団連の十倉会長らが岸田首相に提言を手渡した。