3月有効求人倍率1.32倍 3カ月連続低下 建設・製造業で抑制

厚生労働省が4月28日発表した3月の有効求人倍率(季節調整値)は1.32倍と前月より0.02ポイント低下した。建設業や製造業で求人を抑える動きがみられた。景気の先行指標とされる新規求人(原数値)は、3月に前年同月比0.7%増えた。業種別にみると、生活関連サービス業が8.3%増、宿泊業・飲食サービス業が5.9%増えた。製造業は8.0%減、建設業が6.3%減となった。
2022年度の有効求人数は10.8%増加した。産業別でみると、宿泊業・飲食サービス業や、生活関連サービス業が牽引した。有効求人数は2020年度には前年度比22.3%減少したが、2年かけて徐々に2019年度の水準を取り戻しつつある。