「誰ひとり取り残されない社会を目指す」連合のメーデー宣言

労働団体「連合」のメーデー中央大会が4月29日、東京都渋谷区の代々木公園で開かれ、持続的な賃上げや非正規雇用などで働く人の待遇改善に最優先で取り組み、誰ひとり取り残されない社会を目指すとするメーデー宣言を採択した。主催者発表でおよそ2万8,000人が参加した。岸田首相も総理大臣として9年ぶりに出席した。
連合の芳野会長は「コロナ禍に代わって生活を苦しめているのは高い物価だ。世の中全体で給料が上がったと感じるためには、労働者の7割が働く中小企業で賃上げが行われなければならない」と述べ、幅広い賃上げの必要性を訴えた。