英国のチャールズ国王の戴冠式が5月6日、午前11時(日本時間午後7時)からロンドンのウエストミンスター寺院で行われた。式典には各国の首脳や王族ら約2,000人が出席、新時代の幕開けを祝った。日本から秋篠宮ご夫妻が参列された。1953年、70年前に行われたエリザベス女王の戴冠式には約8,000人が出席していた。戴冠式は同国で1,000年以上続く伝統的な儀式。チャールズ国王は英国の統治を「厳粛に約束する」と宣誓した。
今回の式典は、国際的な社会情勢や国内な経済情勢を考え合わせ、多様性やコスト抑制に配慮したものとなった。情勢聖職者や、イスラム、ヒンズー、シーク、ユダヤ各教の代表が進行に携わり、多様性を重視したほか、君主制に懐疑的な超えた物価高による国民生活の苦境に配慮し、豪華さや極力華美を排除して経費を抑えたとみられる。