22年世界の石炭消費量 8年ぶりの高水準 天然ガス高騰で

英国のエナジー・インスティチュートが発表した「世界エネルギー統計レビュー」によると、2022年の世界の1次エネルギー消費量は前年比1.1%増の604.04エクサージュール(エクサージュールはエネルギー量の単位で、10の18乗ジュール)となった。中国、インドの消費拡大が伸びを牽引した。このうち価格高騰の天然ガスの代替需要により石炭の消費量が0.6%増の161.47エクサジュールと2014年以来の高水準となった。天然ガスは3.1%減の141.89エクサジュールまで下落した。石油の消費量は3.2%増の190.69エクサジュールと新型コロナウイルス禍前の2019年の水準まで回復した。