約5万7,000人(トルコで5万783人、シリアでおよそ6,000人)の犠牲者、そして行方不明者を出したトルコ・シリア地震から8月6日で半年が経過した。少なくとも190万人とも、被災地全域で今なお数百万人とも伝えられる避難生活を送るトルコでは、気温40度以上の酷暑の中でも劣悪な避難生活を強いられている。
一方で、がれきのヤマが見え隠れする側で、ようやく形になりつつある仮設住宅や、復興住宅の建設が進められている。ただ、被災者の多さに比してその数は少なく、復興住宅については建材や諸資材などの値上がりで、現在避難生活を送る人たちの多くにはとても手が届く価格ではないという。