国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)当局者は9月12日、リビア東部で大規模な被害を出した暴風雨による洪水で行方不明者が約1万人、死者が5,300人に上る可能性があると発表した。リビアは現在、国家分裂状態にあり、ロイター通信などによると、大雨でダムが決壊し洪水が頭部を直撃した。東部を支配する勢力は、特に甚大な被害を受けたデルナで1,000人以上の遺体を収容し、都市の25%が壊滅的な被害を被ったとしている。また、東部地域を統括する「リビア国民軍(LNA)」は2,000人超が死亡したと伝えている。救助活動は難航しており、今後犠牲者数は拡大する恐れがある。