上川陽子外相は11月3日、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラでパレスチナ自治政府のマリキ外相と会談した。会談の中でパレスチナ自治区ガザに一日も早く必要な支援を届けることが目下の優先課題とし、6,500万ドル(約97億円)の追加人道支援を表明した。上川外相はこれに先立ち、イスラエルのテルアビブで同国のコーヘン外相とも会談した。
日本はすでにガザに関して、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)と赤十字国際委員会(ICRC)を通じ総額1,000万ドルの支援を決めており、今回の分と合わせ7,500万ドル規模になる。このほか、JICA(国際協力機構)から支援物資も供与すると言明している。