東芝ES 中国のIon Nova社と重粒子線治療装置の販売で業務提携

東芝エネルギーシステムズ(本社:川崎市幸区、東芝ES)は11月8日、中国のIon Nova社と重粒子線治療装置の中国での販売で6日、業務提携契約を締結したと発表した。両社は中国市場における早期の初号機受注を目指す。
中国では新規がん患者が約450万人(2020年時点)に上り、適切ながん治療を行うことが国家として喫緊の課題となっている。そこで、中国政府は患者の治療時の負担が少ない重粒子線治療装置の導入・拡大に力を入れている。現在中国では重粒子線施設が2施設稼働中。さらに2025年までに重粒子線・陽子線合わせて41施設の導入許可が予定されている。