ロシア当局は2月16日、同国の反政府運動の指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が死亡したと発表した。死因など詳細は不明。
これを受け各国首脳から、ナワリヌイ氏追悼やロシアへの非難が相次いでいる。英国スナク首相は「ロシアの民主主義の擁護者として、生涯を通じ信じられないほどの勇気を示した」とナワリヌイ氏を称賛。米国のバイデン大統領は「ナワリヌイ氏の死はプーチンに責任がある」と断言。「何が起きたのかは分からないが、プーチンらがやったことの結果であるのは間違いない」としている。
ドイツのショルツ首相は「我々はモスクワで権力を握る政権がどのようなものか、よく知っている。もはや民主主義ではない」と指摘。ウクライナのゼレンスキー大統領は「プーチンに殺害されたのは明白だ」と非難した。フランスのマクロン大統領は「今日のロシアでは自由な精神は収容所に送られ、死刑にされる」と憤っている。