空飛ぶクルマの有人飛行実証実験 パイロット搭乗せず

「空飛ぶクルマ」にパイロットが搭乗せずに人を乗せて飛行するテストフライトが3月10日、兵庫県淡路島市で行われた。このテストフライトは淡路市が、空飛ぶクルマの実用化を目指す岡山県の一般社団法人などと共同で、市内の海岸沿いの敷地で行った。
使用されたのは全長およそ6m、16枚のプロペラを備えた2人乗りの機体で、パイロットは搭乗せずに自動で飛行する。今回は検査員が乗り込み、プロペラが回り出すと垂直に20mの高さまで上昇し、時速25キロほどの速さであらかじめ決められたルートのおよそ600mを飛行した。淡路市などによるとパイロットが搭乗しない空飛ぶクルマの有人飛行実験は関西圏では初めてという。