円安加速 一時1ドル=153円台前半に 34年ぶり低水準

ニューヨーク外国為替市場で4月10日、円が対ドルで下落し、一時1ドル=153円台前半を付けた。1990年6月以来およそ34年ぶりの円安・ドル高水準を記録した。これは①米労働省が同日発表した3月の消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を上回り、FRB(米連邦準備理事会)が早期に利下げに動くのは難しい②3月にマイナス金利政策を解除した日銀も当面、低金利政策を続けるとの見方が強いーなどから、日米の金利差が開いた状況が続くとの観測が強まったため。