アジア開発銀行(ADB)は4月11日、2024年のアジア太平洋46カ国・地域(日本など除く)の経済成長率が4.9%と、2023年の5.0%とほぼ同水準、2025年も4.9%となるとの予測を公表した。
中国の成長率は4.8%と2023年の5.2%から鈍化する。不動産市況の低迷や消費の減退が響くと見込む。一方、インドは2025年まで毎年7%以上の伸びを予想。ITや製造業に対する投資主導の成長が「アジア経済の主要な牽引役となる」と指摘している。東南アジア全体では2024年は4.6%と予測。前年の4.1%から成長が加速すると見込んでいる。