競馬の春のマイル王決定戦、第74回安田記念(G1、1600m芝、18頭出走)は6月2日、東京都府中市の東京競馬場で行われた。1番人気の香港馬ロナンチックウォリアー(ジェームズ・マクドナルド騎乗)が、G1レース4連勝中の実力を発揮し、優勝するとともに1着賞金1億8,000万円を獲得した。マクドナルド騎手、チャップシン・シャム調教師ともにこのレース初勝利。外国馬の優勝は18年ぶり。
ロマンチックウォリアーは、パドックでは入れ込みが目立ち、少し不安視する向きもあったが、好スタートから5,6番手を追走。最後の直線残り200m付近で力強く抜け出すと、そのまま押し切った。半馬身差の2着には後方を追走していた4番人気のナミュールが、末脚を伸ばし急襲し入線、さらに首差3着に2番人気のソウルフラッシュが入った。