王子HD VOC発生量の少ない射出成形用複合ペレット開発

王子ホールディングス(本社:東京都中央区)は6月11日、木質由来のセルロースを補強繊維とし、かつVOC(揮発性有機化合物)発生量の少ない射出成形用セルロース樹脂複合ペレットを新たに開発したと発表した。この開発品は、原料となる木材パルプを厳選することで、射出成形時に発生するアセトアルデヒドを最大40%削減できる。これによりVOC発生がネックとなっていた大型の自動車用内装材などへの適用の可能性が広がるとしている。今後”タフセルペレットVF”の名称でサンプルワークを行い、製品化を目指す。