英国で政権交代 労働党が14年ぶり奪還 保守党 記録的大敗

英国の下院(定数650)総選挙が7月4日、投開票された。5日までの開票の結果、キア・スターマー党首(61)率いる最大野党の中道左派・労働党が過半数を大きく上回り大勝した。労働党として過去最多だった1997年総選挙の418議席に迫る議席を確保した。スターマー氏はチャールズ国王の任命を受け、5日に新首相に就任した。労働党はブラウン政権(2007〜2010年)以来、14年ぶりに政権を奪還した。
一方、リシ・スナク前首相(44)率いる与党の中道右派・保守党は、過去最少だった1906年の156議席を下回る記録的大敗を喫した。シャップス国防相、トラス元首相等らは落選した。