甲子園球場 アルプス席まで銀傘拡張 28年完成 猛暑対策で

阪神電鉄は8月2日、阪神甲子園球場(所在地:兵庫県西宮市)の内野席にかかる「銀傘(ぎんさん)」を一塁側、三塁側ともにアルプススタンドまで拡張する計画を発表した。例年8月に開催される全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)で深刻化しつつある猛暑への対応策の一環。施工者は大林組で、施工費は約150億円。2024年11月に着工し、シーズンオフの冬場だけ工事を進め、2028年3月完成の予定。
観客の視界を遮らない観戦環境を維持するため、スタンド内に柱の出ない構造とする。一、三塁側ともにアルプス席に隣接する外周に地上6階の建物を建てて支柱を設け、拡張する銀傘を支える。