広島は8月6日、被爆から79回目の「原爆の日」を迎えた。広島市の平和祈念公園では「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が開かれ、被爆者や遺族ら、そして世界109カ国と欧州連合(EU)の代表が参列した。
松井一実市長は平和宣言で「核抑止力に依存する為政者に政策転換を促すことができるはずだ。必ずできる」などと訴えた。
同公園の前には夜明け前から多くの人が足を運び、原爆慰霊碑の前では犠牲者の冥福を祈り、線香を供える人の姿が数多くみられた。また、原爆投下の午前8時15分に平和の鐘が鳴り響き、1分間の黙とうが捧げられた。